【2024年最新】atGPジョブトレの評判・口コミを現役支援員のヒアリングを元に徹底解説!!

atGPジョブトレの評判や口コミは?

こんにちは。就労移行情報まとめです。今回はatGPジョブトレについて解説します。atGPジョブトレは都心を中心に大阪にも施設を増やしていってます。また大きく2つのコースに分かれているのが特徴です。今回は各コースについて2024年現在、atGPジョブトレに実際に勤める現役支援員へのヒアリングを元に徹底解説します!!分量が多いコンテンツになっているので、目次で自分に合うものを選んで見ていくことをおすすめします。では、始めていきましょう!

この記事を要約すると、

atGPジョブトレは障がい特化×事務、IT・Web特化の2つに分かれる
就職を急ぎたい、障がい理解を深めたい人は障がい特化×事務がおすすめ
スキルを磨いてIT・Web系での就職を目指す人はIT・Web特化がおすすめ

目次

この記事を読むにあたって

この記事は就労移行のことをある程度知っていて、他の就労移行と比較検討したい方を対象としています。就労移行のことを良くわかっていない方はこちらの記事をまずは確認ください。

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atGPジョブトレには大きく2つのコースがある

atGPジョブトレは、障がい者特化型転職エージェントを運営しているatGPが母体の就労移行支援施設です。施設数は13拠点ですべて直営店舗です。また、atGPジョブトレには大きく2つのコースがあります。障がい特化×事務、IT・Web特化です。各コースの概要はこちらの通りです。

カリキュラム立地就職スピード就職先多い利用者
障がい特化×事務事務都心、大阪、名古屋早い(6ヶ月)障がい者雇用枠40代
IT・Web特化IT・Web上記+千葉、埼玉遅い(1年)一部、健常者枠20代

障がい特化×事務

各障がいに特化し事務系を中心にカリキュラムを提供しています。障がいはうつ、発達、統合失調症、聴覚、難病のコースに分かれており、施設によってはうつと発達コース両方提供しているところや1つのコースのみだったりします。障がい特化の場合は別の障がい種別の方が通うことは原則できないので、見学をするときは必ず自分の障がいにあう施設か、その施設が通える場所にあるか確認しましょう。東京では、大半の施設が秋葉原や大手町周辺にあります。大阪は梅田にうつと発達、名古屋にも昨年の9月にうつと発達がオープンしています。

IT・Web特化

IT・Web特化は全障がいを対象としてIT・Web系のカリキュラムを提供しているコースです。デジタルハリウッド社の30万円ほどのカリキュラムを無料で受けれることができ、ここ最近施設数が増えています。東京は渋谷と秋葉原、首都圏では船橋、大宮にもあります。最近、大阪の心斎橋にもオープンしました。IT・Web系はどの施設も人気がありすぐ満員になるようです。IT・Web特化に行きたいと考えている方は早めに見学して申し込みだけはしておきましょう。次の章では各コースについてより詳しく解説します!

障がい特化×事務の強み

障がい特化×事務の強みは、障がい特化の自己理解系カリキュラムと就職までのスピードです。

自己理解系カリキュラム

同じ障がいのある方のみの特徴を活かして、過去の経験を共有し合う自己理解系のカリキュラムが毎週行われています。また、障がいによって内容は異なり、うつの場合はストレスマネジメント、発達の場合はアンガーマネジメントなど障がいによって発生しやすい症状に応じたカリキュラムが準備されており他の人がどのように対処してきたのかなど同じ障がいのある方同士で対処法を話し合います。私も、前に見学させていただいたことがありますが、皆さん自分で考えていなかった対処法が見つかるようで刺激になっているようでした。

就職までのスピード

IT・Web系に比べて約半分の半年で就職できる点も障がい特化×事務の大きな強みです。障がい者雇用枠で最も重視されるのは勤怠です。週5日、施設に通所できている方は3~4ヶ月ぐらいで就職活動に入って最短で6ヶ月ぐらいで就職できるケースが多いとのことでした。就職を急いでいる方はIT・Web系よりも障がい特化×事務コースのほうがおすすめです。

障がい特化×事務の気をつけたいポイント

専門的なスキルはあまり学べない

一方でIT・Web系に比べると、専門スキルを学ぶことはできず、できてもVBAぐらいと考えておきましょう。一部の施設ではRPAの学習もできるようですが、直接活かせることができるかは微妙です。障がい特化×事務の場合は勤怠と障がい理解を重視する方が良いようです。

同じ障がいの人が多く、実際の職場との乖離がある

同じ障がい種別の人しかいないので実際の職場との乖離や就職後の職場環境で悩む方が一定いるようです。実際の職場では色々な障がいのある方と一緒に仕事をする機会が出てきます。特にコミュニケーションの部分で障がい特性上、合う、合わないで苦労するケースがあるようです。就職する職場次第ではありますが、一定そうなる可能性があることは考慮しつつ障がい特化型を選ぶか判断しましょう。

障がい特化×事務におすすめの人

障がい特化×事務がおすすめの方は、障がい者雇用枠での就労を考えていて通える期間がある程度決まっている方です。実際の施設では40代の方が多い傾向です。専門スキルよりもとにかく勤怠を整えて、障がい理解を深めて就職したい方には障がい特化×事務はピッタリでしょう。

障がい特化×事務の口コミ

Googleの口コミを確認していきましょう。

事業所見学、体験通所5日間を経て、9ヶ月通所後、就職しました。プログラム内容や支援職員の方々のサポートだけでなく、ピアサポートを大事にする場であることが、よかったです。
ワンフロアで見通しがいい反面、人が多いときに感覚過敏があると、事業所内にずっといるのがしんどいこともありますが、自ら申告して別室に移動したり休憩をとるなど、就職後にも必要なスキルなので、よい練習になりました。

ピアサポートと呼ばれる同じ障がい種別の方々同士が助けあう場が築かれているようです。また、その方から要望があればしっかりと対応してくれるようです。

数年前に通っていました。利用者の数が多く、積極的にスタッフに関わっていかないとフォローは薄いです。
就労支援を受けるには出席日数が安定しないとダメなのですが、私は安定しても「まだ心配だから」と具体的な理由もなく支援をなかなか受けられませんでした。
ちなみにスタッフの約半数はこういった業界未経験の方で、利用者への態度など不安になる場面が多かったです。

一方で比較的利用者が多いことがあり、待ちの姿勢だとうまくいかないこともあるようです。また、福祉業界全般に言えることですが、業界未経験の支援員も一定多数いるようです。

IT・Web特化の強み

専門スキルの習得

IT・Web特化では、デジタルハリウッドの教材と専門の講師陣でただ動画学習で学ぶだけでなく、しっかりと専門の講師に質問し学習する体制が整っています。私が見学に行った際も、現役のWebデザイナーの方が講師としてサポートしていました。動画を見て自学習だけでなく専門の講師も合わせて、しっかりと習得できる体制が整っているのは他のIT・Web系の就労移行にもない、atGPジョブトレのIT・Web特化の強みといえるでしょう。

実践的なトレーニング

トレーニングについても個人で行うトレーニングや職員、グループで行うトレーニングなど実践的なトレーニングを提供されているとのことです。その方のフェーズに応じながらも挑戦してもらうスタンスで早い段階からトレーニングしてもらっているとのことです。特に、職員やグループで行うトレーニングは技術力だけでなく、周りの人とコミュニケーションをとりながら進めていくため、苦戦される方が多いとのこと。ただ、私もWeb系業界にいる身として痛感するのが実際の職場ではグループで仕事に取り組むことしかありません。その経験を積めることは企業に入社後に苦労することはありませんし、かなり実践的な経験を就労移行で体感できるのは実際にIT・Web系の職場での就職を目指している人には魅力的でしょう。

IT・Web特化の気をつけたいポイント

就職までに期間がかかる

IT・Web系は専門スキルを習得するために、必ず障がい特化×事務系よりも長い期間通うことになります。やはり最低1年ぐらいは通うことは想定して準備はしておいたほうが無難です。施設では工賃が発生する業務もあるようですが、工賃で稼ぐというよりかは実務経験を積むためのもの。あまり期待しないほうがいいでしょう。お金がないという方はどのように就労移行期間中のお金のやりとりをするかこちらで解説しているので確認してみてください。

絶対にIT・Web系の就職ができるとは限らない

また、IT・Web系のポイントが全員がIT・Web系で就職することは難しいという点です。実際のサイトにも3名に1名がIT・Web系の就職を実現できていると記載してあります。逆を言うと3名に2名は一般事務など、既存の障がい者雇用枠での就労となっているということです。IT・Web系は適性が明確にわかれる部分もあり、努力でカバーできない部分もあります。現実的な部分も考慮して、一定期間中でどのような就職を目指すのか支援員と話し合っていくことをおすすめします。

IT・Web特化におすすめの人

おすすめの方は専門スキルを身に着けて、障がいはあっても活躍していきたいと考えている20代です。20代前半であれば、行動量でカバーできる部分も大きいので体調は最優先でありながらも、自習も含めしっかり身につけていきましょう。IT・Web系にどのような職種やキャリアがあるかはこちらの記事に記載しているので参考にしてみてください。

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IT・Web特化の口コミ

口コミを見ていきましょう。

利用する就労移行支援事業所を決めるにあたり、体験利用までさせていただきました。
比較検討した何件かのIT系就労移行支援のなかでは、利用者同士、利用者と指導員・支援員の間のコミュニケーションがもっとも濃い印象で、和気あいあいとしたとても雰囲気の良い事業所と感じました。
相談会では必ずしもこの事業所を利用する前提ではなく、広く一般的な知見から意見をもらうことができとてもありがたかったです。
私は通所時間と目指すスキルの方向性から本利用には至らなかったのですが、WEBデザインやWEBフロンエンドのスキルを身に着けたい方で、人と直接コミュニケーションを取るのが好き、コミュニケーションを頑張りたいという方には最適な事業所だと思います。

コミュニケーションが濃い事業所と記載の通り、専門スキルを学べる点も多いですが、想像している以上にコミュニケーションを大切にしている施設といえるでしょう。サイトを拝見していてもIT・Web系とは、言いながらもWebデザインやフロントエンドなど、Web系のカリキュラムが中心なのもポイントになります。IT系やプログラミングをゴリゴリやっていきたい方には合わないかもしれません。

職員の中に自分の考えを押し付けてくる人がいた。教祖様気取り?
話してて内申精神障害馬鹿にしてんなとひしひしと感じました。

一方で、職員の方への批判的な口コミを多く確認しました。特にIT・Web系の人は個性的で自己主張が激しめの方が多いと業界にいて、実感しています。そういう方とどうコミュニケーションを取って進めていくか。実際のところ、IT・Web系の企業に入る方は技術よりもどううまくコミュニケーションを取っていくかが一番ポイントです。良い練習する場だと捉えるといいかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか。atGPジョブトレの2つのコースについて、評判や口コミも交えてまとめてきました。私はどんなに優れたサービスだとしても最終的にはサービスブランドよりも人間同士の相性のほうが施設選びでは重要と考えています。100%自分にあう施設もないので、自分のキャリアビジョンと照らし合わせて、どの施設がベストかメリット・デメリットを考慮しつつ選択することを行いましょう。就労移行情報まとめでは、引き続き現役のWebマーケの視点でIT・Web系の就労移行を中心に各サービスを解説していきますので次回もぜひお楽しみください。

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この記事を書いた人

新卒で就労移行事業所に就職。4年間、現場での直接支援と合わせて施設の立ち上げや施設長、事業企画などを担当。その後、人材紹介会社のマーケティング職に転職し、広告運用、SEO、SNSマーケなどを担当。現在はマネージャーとして後輩の育成に苦闘中。現職の経験を活かしつつ就労移行に関する情報を中立な立場で発信したいと考え、就労移行情報まとめを立ち上げる。

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