IT・Web系の就労移行ってどんなカリキュラムなの?元IT・Web系の就労移行の支援員で、現役のWebマーケターが解説。

IT・Web系の就労移行って、どんなカリキュラムなの?

みなさんこんにちは!就労移行情報まとめです。今回は、就労移行別のカリキュラム解説の第二弾!IT・Web系の就労移行について元IT・Web系の就労移行の支援員で、現役のWebマーケターが解説します。第一弾の事務系のカリキュラム詳細はこちらを確認ください。

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この記事を要約すると、

IT系とWeb系では学習するカリキュラムが結構違う
将来就きたい職種から逆算して施設を選ぶのが理想だが、雰囲気で選んでもOK!
初心者は専門カリキュラムを教えられる講師がいるかは要チェック

目次

就労移行には大きく事務・作業系とIT・Web系がある。

おさらいになりますが、就労移行は提供するカリキュラムで大きく事務・作業系とIT・Web系にわかれます。今回はその中でもIT・Web系の就労移行を解説します。就労移行の全体像はこちらの記事を参考にしてください。

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IT・Web系に通うメリットは専門的なスキルを学べること

IT・Web系を事務・作業系と比較できるように表にしました。

カテゴリ通所期間学べるスキル就職先主な年齢層
事務・作業系短い(3ヶ月~6ヶ月)基礎的なPCスキル障害者雇用枠40代
IT・Web系長い(6ヶ月~1年)Webデザイン
プログラミング
障害者雇用枠
一部は一般枠
20代

最大のメリットは専門的なスキルを学べる点に尽きます。そのため、将来のキャリアを考える20代に人気です。ただ、30代・40代の方でも自分の市場価値を上げるためにIT・Web系の就労移行に通う方は一定いるので20代ばかりで通所しづらいことはありません。また、優秀な方は就労移行を卒業後、一般企業やフリーランスで活躍している人もいます。

IT系とWeb系は同じようで結構、違う

IT・Web系の就労移行を選ぶ際に前提知識として、必ず入れておいていただきたいのがIT系とWeb系は同じようで実は結構、違う分野であるという点です。Web系のほうがトレンドがあり変化が激しく、IT系は目的思考が問われてより適性がより明確にわかれます。将来はIT・Web系のどちらにするかと、職種をざっくりで良いので考えておきましょう。職種が決めると、IT・Web系かある程度決まるのでこの表を参考にしてください。(一部実態と異なる部分はあります。)ただ大半の人は職種よりも、施設の雰囲気や職員で決めているので職種決まっていないからやばいとはならないので安心してください!

職種領域業務内容適性のある人
プロジェクトマネージャーIT・Web系エンジニア、デザイナーの橋渡し役意見をまとめ上げるのが得意。スケジュール通り物事を進めるのが好きな人。
フロントエンドエンジニアWeb系が多いスマホやパソコンの画面上で見えるコードを書く人スピーディーに作業を進めることができる人。目に見えるものをつくりたい人
バックエンドエンジニアIT系が多いデータ保存など、画面では見えないコードを書く人無駄なことをするのが嫌い。目的を考えて最短で物事を進めるのが好き。
マーケターWeb系のみ集客のための企画や実行をする人変化に強い。数字と感覚のバランス感覚に長けている。
デザイナーWeb系のみ配色や画像などの配置・構成を考える人アイデアを出すのが得意。芸術やデザインに興味がある。

目指す職種が決まったら、それに合う施設を選ぼう

どうしてもこの職種になりたいという強い希望のある方は、施設選びを慎重に行いましょう。施設によっては、IT系のカリキュラムしかないところ、Web系でもエンジニアやデザイナーなど目指せる職種がない施設があります。まだ定まっていない、どちらも挑戦して適性を見たいという方はまんべんなくカリキュラム提供している施設の利用をおすすめします。プロジェクトマネージャー(PM)は実務経験が必要なので未経験でなるのは難しいです。まずはエンジニアやマーケターで就職してPMを目指すと良いでしょう。

1日の大半は自分のペースで学習に取り組む

IT・Web系の場合は、事務・作業系の就労移行に比べるとグループワークは少なく、動画を見て自己学習するパターンが多いです。施設によっては、専門の講師がいてカリキュラムで分からないところを質問できる場合や事務・作業系であるような自己理解・障がい理解系のコンテンツを参加希望者に提供するような施設も存在します。自分自身のスキル感や希望するカリキュラムに応じて自分自身に合う事業所を見つけましょう。

専門カリキュラムを教えられる講師がいるかは要チェック

施設見学は、できれば2~3社ほど見学することをおすすめします。特にIT・Web系は発展途上のサービスが多く施設によってサービスの質は大きく異なります。見学の際に絶対に見ておいてほしいポイントが、専門カリキュラムを教えられる講師がいるかどうかです。始めてIT・Web系の内容を学ぶ方に多いのが難し過ぎて挫折するケースです。専門講師がいる場合はわからない部分を講師に質問できるので解決できますが、いない場合は同じカリキュラムを学習している仲間に聞くか自分で調べるしかありません。仲間も質問対応できる時間は限られているので、基本は自分で調べるが原則です。そうすると習得の難易度が大きく上がります。初心者の方は専門講師の講師がいる施設を強くおすすめします。同じサービスでも施設によって講師がいる場合、いない場合があるので見学の際に必ず聞くようにしてくださいね。

まとめ

今回は、IT・Web系の就労移行についてご説明しました。IT・Web系は実際の業界に関わっていないとイメージしづらい部分も多いかと思います。毎回お伝えしていますが、気になったらまずは見学・体験通所をしてどのようなものがIT・Web系なのか自分の体で体感してみることをおすすめします。特にIT・Web系は取得の難易度が高いので自分がやっていて楽しいか、苦ではないかを体で感じてもらうほうがいいです。次回はIT・Web系の就労移行の各社の特徴についてまとめていけたらと思いますのでまた次回もお楽しみに!!

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この記事を書いた人

新卒で就労移行事業所に就職。4年間、現場での直接支援と合わせて施設の立ち上げや施設長、事業企画などを担当。その後、人材紹介会社のマーケティング職に転職し、広告運用、SEO、SNSマーケなどを担当。現在はマネージャーとして後輩の育成に苦闘中。現職の経験を活かしつつ就労移行に関する情報を中立な立場で発信したいと考え、就労移行情報まとめを立ち上げる。

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