こんにちは。就労移行情報まとめです。今回は就労移行支援でのいじめは存在するのかについて、元大手就労移行に4年間務めた元支援員が解説します。センシティブな内容にはなりますが、できる限り実態をお伝えできればと思います。
就労移行でのいじめは存在する
いじめの原因は様々ある
特に古参利用者とトラブルに注意
就労継続A・B型のほうがいじめはひどい?
我慢して通い続ける必要はない
就労移行でいじめは存在する
まず、結論からお伝えすると就労移行でいじめは存在します。いじめにも色々ないじめがありますが、中高であるような直接暴言を吐いたり、何か物を隠すようないじめはあまりないです。就労移行の施設内では普通に振り回っていて、施設の外でのみんなの集まりには呼ばないというように施設外での集まりのときに仲間はずれにするケースが多いようです。
いじめの原因は様々
では、いじめの原因は何にが多いのでしょうか?代表的なものは下記の3つです。
利用者同士の人間関係でトラブルった
一番多いのは利用者同士の人間関係でトラブルって仲間はずれになるケースです。施設によって利用者の中に元締めみたいな古参の利用者がいる場合があります。そういう方は要注意で敵に回すと仲間はずれにされます。会社でも同じですが、就労移行にも少しめんどくさいドロドロとした人間関係があります。無理にそのような人に合わせる必要はないですが、適度な距離感でそのような方とは付き合いましょう。
体臭や身だしなみに問題がある
次に多いのが、体臭や身だしなみに問題があってそもそも近寄りたくないというケースです。就労移行に通われている方の中にはお風呂に入るのが苦手で体調が強い方や髪の毛ボサボサという方がいらっしゃいます。そのような方の場合、残念ながら仲間はずれにされるケースが多いです。毎日お風呂に入るなど最低限の体臭や身だしなみ対策は行いましょう。
職員との人間関係でトラブルった
最後は稀にあるケースですが、職員との人間関係にトラブルって職員が利用者に陰口するケースです。こういう施設はそもそも行かないほうがいいとは思うのですが、職員によっては平気で利用者の悪口を他の利用者に言う方もいます。そういうのが回り回って噂が立ち、利用者全員がその人と距離を取られるケースはありました。悲しいことではありますが、その利用者さんは途中で事業所を辞めてしまいました。職員がどういう意図で他の利用者に噂話したのかは不明ですが、そういうケースもあります。
就労継続A・B型のほうがいじめはひどい?
Webで調べていると、就労継続支援A型やB型のほうがいじめがひどいという声が見られました。確かにA・B型のほうが通所期間が長いので古参の利用者などいじめが起きやすい人間関係にできやすくなります。また、賃金の差がない人事評価の場合、不平等からできない人をできる人がいじめたり、マウントを取る場合があるようです。みんな仲良く働ける職場が理想ですが、そのためには職場環境や人事制度が整っている就労継続支援に通うほうがいいでしょう。
いじめにあったらどうすればいい?
では、いじめにあった場合はどうすればいいのでしょうか?いじめの程度にもよりますが、無理に今の就労移行に通い続ける必要はないので基本は移動することをおすすめします。ただ、難しいのが通所期間が半年以上で就職フェーズに入っている場合です。この場合は就職を優先して通い続けることも選択肢としてはあるでしょう。他の就労移行に移動した場合は原則、前の事業章の実績はカウントされず、0からのスタートになる場合が多いです。その方の就労移行に通う目的にもよりますが、いじめが頻繁に起きる施設はそもそも施設運営がうまくいっていない場合が多いのであまりおすすめはしません。良い施設かどうか判断するのはこの記事を参考にしてみてください。

まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は就労移行でのいじめについて実態をお伝えしました。決していじめは許されるものではありません。ただ、どうしても人間が集まるところには上下関係が生まれて、いじめが発生しやすい環境ができてしまいます。いじめにあってしまったときは無理にその就労移行に通う必要はありませんが、自分自身がどうしてもどの就労移行に通うことで叶えたい夢や目標があるのであれば、多少仲間はずれになっても続けるのもいいと思います。実際に私の施設でもコーダになりたいと意気込んでどんなに職員が周りの人に悪口を言っても、孤立してもへこたれずに通い続けている方もいました笑。私はそういう想いのある人のほうが好きです。いじめの捉え方も人それぞれですが、自分が就労移行で叶えたい目標はぶらさずにいじめに負けずに通所しましょう!
